頑張れば、いつか

昨日テレビを見ていたら荒川静香さんがボブスレーのオリンピック選抜直前の選手に、「選ばれる前が一番つらいけど、あとから考えるとよかったと思える。今が一番頑張りどきです」と言っていた。

今が一番頑張り時です。
そう言われたら少し救われるかもしれない。
けど、毎日遅くまで自分の時間を削ってサービス残業して、給料も減らされて、工夫の余地もない速さばかり求められる仕事を毎日こなして、それで得られるものは何だろう。
明日につながる頑張りはいつか報われる日が来るかもしれない。
でも、明日がなく自分を削るだけの頑張りには希望がない。
今が一番つらいから頑張れ、といったところで、頑張った先には何もない。
お金も時間も若さも返ってこない。
単純作業しかないので技術も身につかない。
残るのは恨みと諦めだけ。

未来がない頑張りは無駄だ。
今の私の人生は無駄だ。
頑張ればいつかよかったと思える日が来るという価値観は、正直私に絶望をもたらしたね。
今私が頑張ったところで、五年後に首を吊りたくなる人生しか想像できない。
死にたい。